「北海道産時鮭のムニエル、マスタードソース」



今しか食べられない、ごちそうが到着。



時鮭(時しらず)とは、春から初夏にかけて獲れる貴重な鮭らしい。
季節を早くして獲られた若い鮭は、脂がのって身も柔らかい。
最近では人気のあまり、偽物も多く出回っているとかなんとか。

そんな時鮭を北海道の方から頂いたので、今夜はムニエルに。
バターを吸ってふっくらとした身は、フォークをすっ、と受け入れて
口に入れると、肉汁と共にほどけていくような。
シャープな辛さのマスタードソースとフレッシュなディルとの相性は
どう考えても合わないわけがない。

変わった事はせずとも感動する美味しさだった。


まずはソースから。
小さな鍋に生クリームとマスタードを入れ、弱火でかき混ぜる。
ターメリック(パウダー)をひとつまみ加えて、ひと煮立ちさせる。
火からおろし、ディルを手で千切りながら加える。

時鮭の切り身に塩をふり、10分ほど置く。
さらに胡椒と少量の薄力粉をふるい、余分な粉は落とす。

フライパンにオリーブ油とバターを溶かし、ディル一枝と切り身を焼く。
片面ずつ中火でじっくりと焼きながら、身が乾燥しないように
フライパンの中の溶けたバターをスプーン等ですくい、表面にかけ続ける。
両面に綺麗な焼け色がついたら皿に盛りつける。

マスタードソース、ピンクペッパー、ディルを添える。
お好みでレモンを搾る。


〈材料メモ〉
時鮭切り身、ディル、オリーブ油、バター、塩、胡椒
薄力粉、ピンクペッパー、マスタード(粒入り、ディジョンの2種)、生クリーム



コメント